

主な仕事は、恋愛ドラマアプリのスマートフォンアプリ開発です。その中でも、私はAndroidのアプリの開発を担当しています。最近私が開発に携わったタイトルは「怪盗X恋の予告状」のAndroid版。これは同タイトルのソーシャルアプリをAndroidネイティブアプリ化したもの。過去には、大ヒット作「復讐のキスをあなたに」のAndroidアプリ開発にも携わりました。
一つのタイトルでAndroid版とiPhone版を出す場合、どちらも一人のシステムエンジニアがシステム開発を担当します。既存タイトルをAndroidアプリ化する業務は配信スケジュールに合わせて、「ゲームサイトの画像やBGMなど素材類をアプリの各ファイルに組み込む」「そのゲームに追加された新たな仕様部分(たとえば、結末が2つから3つに変わるなど)を追加で開発する」「スクリプトに問題はないかの確認」「システムの動作テスト」と進み、サービスインとなります。


Androidアプリ化の際に気をつけているのは、ユーザーにとってタッチしやすさや遊びやすさなどに配慮すること、通信でやり取りするデータ量を極力減らし、軽くて落ちないアプリをつくること。いずれも快適に恋愛ドラマアプリを楽しんでもらうために心がけるべき点です。このことを究めた結果、ユーザー数やレビューのコメントなどでダイレクトに仕事の評価が伝わってくるのがエンタメ系SEのやりがい。自分が開発したタイトルがCMで流れたり、通勤電車の中でプレイしている方を目にする瞬間も嬉しいですね。
仕事をしていて楽しいと感じるのは、新しい機能を提案して、それがカタチになったとき。最近では、文字情報だけでなく、画像やタイトルなども含めた次回配信作の予告情報をプッシュ通知する機能を実現させました。技術的に可能かどうかの調査、設計、開発と続く「自分の頭に描いたものをカタチにしていくプロセス」に醍醐味を感じます。


ボルテージとの出会いは大学時代に参加したインターンシップです。そのときは、コンテンツの企画制作業務の基本知識を学ぶとともに、実務のサポート役を経験でき、仕事内容、社風ともに好印象でした。大学院に進んでからは最先端のウェアラブル機器を利用したサービスの実証実験の研究などを経験。就職活動は、「モバイル」と「ソフトウェア開発」というテーマで20数社受けました。
最終面接まで進んだ企業は国内首位のITベンダーや大手SI企業など数社ありましたが、ボルテージの内定で心は決まりました。理由は、モバイルの将来性や、モバイルコンテンツをつくりだす魅力に魅かれたから。大手企業に入ってもモバイルの開発を担当できるとは限りませんが、ボルテージなら必ずモバイルの仕事ができます。実際に入社してみると、モバイルの進化は想像以上で、こんなに仕事が楽しくなるとは思ってもいませんでした。